写談撮んぼ 第10回写真展

 

写真家入江進氏の指導の下、「写談・撮んぼ」のグループ展を2015年に開催しました。

 

発足当初は自然風景を中心に撮ってきましたが、グループ結成から16年目を迎えた現在は、街の風景やスナップ、自宅のキッチンまでが撮影対象となりました。好奇心は写真をはじめた当初と変わらず、とても年などとってはおられません。

今回の展示写真は四枚の組写真のスタイルをとり、各自それぞれのテーマを設定して、観ていただく一人一人の方にメッセージを込めました。作品決定までのプロセスでは、撮りためておいた多くの作品から、自分らしさが写しだされている写真を集めることから初めました。それを四枚のストーリーにまとめることは想像以上に難しいものでしたが、出来上がった写真を並べてみると、しずくを息をこらしながらとらえた繊細なものから、スペインの教会の建築美を大胆にとらえたものまでさまざまでした。

 

1000名の方々がお越しくださり、お褒めの言葉やたくさんのアンケートを記載してくださいました

 

期間  8月31日(月)~9月6日(日)

(初日13時開場 最終日18時まで)

会場 東京芸術劇場 B1F 

アトリエウエスト

 東京都豊島区西池袋1-8-1

Tel 03-5391-2111

 

 

   


DM


掲載 雑誌・新聞

  • 9月2日の朝日新聞、朝刊・東京版「東京マリオン」でご紹介されました
  • アサヒカメラ」9月号「写真展西東(p219)」に掲載されました
  • 風景写真」9-10月 Photo Exibition(p161)に掲載されました
  • 写真雑誌「PhotoStage」9月号Galleryらんだむ(p14)に掲載されました

 


写真展 出品作品

作品をクリックすると大きな写真になります

「藍の清流」入江 進

熊本は火の国といわれるほど火山の多いところですが、と同時に水の国であります。こんこんと湧き出る湧水は岩肌を縫うように、時には繊細に、またある場所では荒々しい造形をつくりながら大地を潤していきます。


「カタルーニヤの香り(スペイン)」 鈴木 道子   
バルセロナは色彩と個性的な造形が美しい。サグラダ・ファミリアは外観よりも内部の素晴らしさに魅入られた。雨の街角のペインティング。花の装飾が愛らしい音楽堂の入り口には、人待ち顔の女性が。モンセラット修道院の黒いマリア様、幼いイエスを膝に、淡い光の中で慈愛に満ちていた。 撮影地 バルセロナ


「マリンルージュの想い」 古谷 昌之 
横浜ベイサイトの作品を並べてみると、サザンの歌詞「マリンルージュで愛されて、大黒ふ頭で虹を見て、、、」が連想されてきた。なぜか横浜は物語の町のようだ。  

撮影地 横浜みなとみらい 


「東京のヘソ」     伊山 幸雄
日本のヘソとも言われる銀座四丁目交差点・・・。そこから小路地に一歩足を踏み入れると思わぬ雰囲気にぶつかる。             撮影地   東京銀座 界隈


「川崎工場夜景」     佐藤 明子
今人気スポットの臨海工業地帯。かつては公害の川崎。工場地帯の3K(汚い、暗い、危険)のイメージでしたが、今は多くの運河に囲まれ、海からも陸からも幻想的で美しく輝く工場の夜景を楽しむことができます。映画やテレビの舞台にもなっているとか。日本工業の発展を見る思いでした。   撮影地 川崎工場地帯


「心のふるさと富士山」 佐藤次郎 
日本一の富士山は、信仰の対象と芸術の源泉として「世界遺産」に登録されて以来早3年目。日本一高い富士山。日本の象徴であります。毎年、富士山の前に立ちますと只々「すごいナー!!」と感動し、勇気と気塊を奮い立たされます。


「朝のドレスアップ」    佐治 愛子
霜は土、植物などからの水蒸気が直接氷になる現象で、気温と湿度によって針状、樹枝状、扇状など色々な形になります。冬の早朝窓のカーテンを開けて外が真っ白だと、どんな形の霜の結晶に出会えるかと気が気でありません。霜は朝日が当たったところからどんどん溶けてしまう、朝だけのドレスアップです。自然はなんと不思議でドラマティックなのでしょう。


「水変化(面様)」  石川 孝

多摩川源流は東京都水道水の源林になっており豊かな森が存在します。春は新緑、夏は深緑、秋は紅葉の映り込み、冬は虹色の氷と一年中撮影ができます。同じ場所で撮影してもおなじ写真はない。だから面白い。ドンドン深みにはまってしまいます。  多摩川源流


「妖艶」   小林 文子

お花の撮影が多い中、マクロレンズの撮影になると時間のたつのも忘れて没頭してしまいますがこの時が至福のひと時です。      自宅ベランダ


「渓流」片居木 光雄 

 岩の間を勢いよく流れる様子、苔むす初夏に緑の中を流れる渓流、岩に落ちた枯葉と流れ、寒さ厳しい冬の流れ、と春夏秋冬の渓流の変わる様子を揃えてみました。  奥多摩



「潤い」        片居木 眞砂美

春夏秋冬、自然界に無くてはならぬ水、光によって寒さによって変わって見える水にひかれ、撮りまとめてみました。紅色に見える水滴、木の葉についた水滴、休田に潤った水、寒い冬バラの水滴が凍り、変わった形に見える水滴、これらの自然の姿にひかれました。 自宅庭  横沢入



「里山の春」   堀江 美智子 

5月も半ばに入り松之山にも暖かな日差しがさしてきました。山の方にはまだ雪がいっぱい残っています。小鳥たちも元気にさえずっています。曇り空になり、雨になって、積もっていた雪を溶かし始めました。靄が立ち込めてきます。晴れた朝には光芒が現れます。山も池も春の喜びでいっぱいです。   新潟県



「おしゃれさん」  村野 寛子

身近な自然の中で出会った草花の、楽しい造形や、季節により変化する色彩の美しさは、心動かされます。

         近所の遊歩道     自宅に庭


「秀峰変化」   今井 照明

誰もが好きな富士を眺めているとすべての人の渇いた心が癒されるものです。美しい富士も向き合う人が、どうして!と感じるほど変化して、今まで見たことがない顔をチラリとみせて和ませてくれる一瞬を切り取ったものです。  忍野村 本栖湖 滝沢林道 安倍峠


  おわり