第9回写真展
2013年9月16日~22日
ヨドバシフォトギャラリー
INSTANCE
多くの写真雑誌に紹介されました
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入江進 森へ
撮影地 北海道 弟子屈町 長野県 栄村 山梨県 小菅村 鹿児島県 屋久島町
森と言っても、比較的容易に踏み込めるところで撮影をしています。特に雨天の木々や岩肌のしっとりとした湿度感は、心身に栄養を補給してくれます。山登りではないので、どこまで行くという設定もなく、ただ好きな時間だけ森をさまよい歩くのです。そしてカメラを通して森との語らいを楽しんでいます。
橋本敦子 終演のドレス
撮影地 自宅
ホオズキは6月頃、淡黄白色の花を咲かせガクが大きくなって果実を包み初秋、果実が熟してガクと共に赤く色付きます。赤色になった袋状のホオズキは少しずつ網目模様に変化し、最後に無色の網目模様のドレスに衣替えしていきます。この網目模様のドレスに不思議な魅力と命を守る自然の驚異に感動をしました。
古谷昌之 冬のプリオシン海岸
撮影地 秩父市大滝
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』の中で銀河鉄道が停車する間にジョバンニとカムパネルラが歩んだプリオシン海岸…。「この砂はみんな水晶だ。中で小さな火が燃えている」(略)河原の礫(こいし)はみんなすきとおって、たしかに水晶や黄玉や、またくしゃくしゃの皺曲をあらわしたのや、また稜(かど)から霧のような青白い光を出す鋼玉やらでした。(略)」 宮沢賢治の感性に触れることができた思いです。
佐治愛子 森の玉手箱
撮影地 あきる野市養沢
海や湖、山並みなど雄大な景色も素敵なのですが、私はブナやミズナラ、カツラなどのの巨木が生い茂る森が大好きです。そしてその巨木の足元にひっそりと可憐に咲いている山野草や苔や苔の中に生えている小さなものに心引かれます。ひざまずいてマクロレンズで覗いた森の小さな世界は素敵な宝物が詰まった玉手箱のようで魅力に満ちています。
今井照明 なごみ
撮影地 昭和記念公園 千葉県白井市今井堤 あきる野市養沢渓谷 松戸市本土寺
心の癒しを求めて都心を離れると我が国特有の四季折々の美しく鮮やかな日本の原風景と向き合うことが出来ます。それは渇いた心の琴線を癒してくれますし和ませてくれます。今回の作品は私の「渇いた心を和ませてくれた一瞬」を切り取ったものです。それはネモフィラの丘であり、霧の夜明け靄の中に浮かぶ1km以上も続く桜並木、雨降る新緑の苔と渓流、入場制限のあるお寺の中庭の秋彩等我が古里日本の原風景です。
小坂時子 私の心象風景
撮影地 新橋 有明 恵比寿 神楽坂
カメラを持って街を歩いているとふと心を動かされる風景に出会うことがありますこれはある早春の1日、光と影の造形に物語を感じ、胸がときめいた瞬間です。
佐藤次郎 心の故郷・富士!
撮影地 富士ドクタービレッジ 河口湖産屋ケ崎 本栖ハイランド 富士ドクタービレッジ
私は車に乗れません。すべて電車、バス、民宿、且つ休日を使っての撮影であります。行動範囲が限られております。今回の撮影は、ドクタービレッジを中心に撮影したものです。富士山が世界文化遺産に登録された歴史的な年に写真展が開催されることは感無量の至です。今後は眺めるだけでなく、感じる、考える、訴える富士山を撮っていきたいと考えております。
佐藤明子 ミステリアスな光
撮影地 アメリカ・アッパーアンテロープキャニオン
アメリカ西部の大自然、グランドキャニオンから車で3時間ほど行くとアッパーアンテロープキャニオンがある。砂岩でできた全長150m高さ20mの岩肌は、鉄砲水に侵食され渦巻き状に削られ不思議な形をしている。空は僅かしか見えず、谷底に光が届くのは正午前後と短い。この光を全身に浴びると幸せになるという。ナバホ族の聖地である。訪れた時は生憎の雨で閉鎖しており、3日後にようやく入域可能になった。
倉林麻智子 てっぺん
撮影地 北アルプス唐松山荘 北アルプス双六岳付近から 南アルプス北岳山頂から 北アルプス五竜岳山
車のエンジンをかける…自分の世界にスイッチが入る…都心を抜け中央道を走る…目的地を想像しながら走る…登山口にたどり着いた頃には夜が明けている さぁ~二度目のスイッチが入る 歩幅の小さな一歩の積み重ねの山登りは苦しみの方が多い 高山植物や下から湧き上がる雲を見ていると元気が蘇ってくる この風景をいつまでも見ていたいという衝撃にかられる…EOS5DMarkⅡ28~135mmでシャッターを切る「心」と「画像」に思い出が残る…下からてっぺんを見るのが好き! てっぺんからみる風景が好き!
田島静香 光と影
撮影地 奥多摩雄滝 長野県渋峠 埼玉県新河岸川 長野県松本
太陽が出るまでの狭間をどきどきしながら自然のドラマの開幕に、ただ呆然と立ち尽くし、溜息と共に終演を迎えた。
小林文子 夕暮れの街角
撮影地 神楽坂 東京駅 丸の内 丸の内
夕陽やイルミネーションに照らされると日中とは違った風情を見せてくれます。水溜りに写った風景や土産物店の店先に置かれた猫の木彫りも夕陽に照らされて一段と自己主張しているようです。ウインドウの中もカップルがスタンバイしていました。
村野寛子 遊び心
撮影地 自宅
ちょっと不思議な世界にようこそ!日常生活の中で出会った小さな驚きや意外な光景などは、遊び心をくすぐられ、一枚の写真へと変身していきます。 銀色の蛾-アルミ板に翅を休めていました。本来は縦位置ですが横位置ですとバレリーナのカーテンコールに見えました。夕日のアルミ渓谷-シワシワのアルミホイルに台所の窓からの夕日が輝き、まるで上空から谷底を見ている気分(?)になりませんか。
片居木光雄 天然の美
撮影地 自宅 屋久島 奥多摩
各地域の自然の美しい風景を写真に取りまとめました。一枚目は自宅に咲いた植物です。2枚目は屋久島の大木に出たきのこを撮りました。3枚目4枚目は奥多摩に行き美しい川沿いの風景を撮りました。
堀江美智子 さくらを想う
撮影地 山梨県身延山
夜明け間近の暗い石段を急いで登ります。日の出る前の蒼い櫻に逢いに毎年急ぐのです。明るくなるにつれ櫻が現れてきます。沢山の花を一度に咲かせるあのエネルギーはどこに秘めていたのでしょう。咲き終えた花びらは風に任せ水の面や土の上に降りてゆきます、散り際も見事です。櫻に魅せられ毎年出かけて行きます。
片居木眞砂美 自然の美
撮影地 自宅 裏磐梯 奥多摩 自宅
クジャクサボテンは冬囲いし、春外に出してからつぼみをつけます。大きく膨らんだつぼみに水滴が溢れるようにつき、人を楽しませてくれた一枚です。春池のほとりに咲いた美しい可愛い人目を引く花でした。清き水の流れの中に根付いた草、強さを感じました。沢山生え、力強く大きくなった草も、子孫を残すことに一生懸命です。日に当たると美しく、シャッターを押してみました。
鈴木道子 天と地と
撮影地 スイス
長年の夢だった憧れのスイス・アルプスを訪ねました。名峰は勿論、大自然の中に立つ峰々の厳しく雄大な姿に感激。また高山植物のお花畑や、静かな湖の夜明けにも魅了されましたが、今回は山だけでまとめました。毅然とした優美なマッターホルン、ゴルナグラード展望台からのグレンツ氷河、富士山より高いエギュイ・デュ・ミディからの眺めは、岩山の厳しさに心ときめき、山にわけいって行く山岳鉄道も、なんとかカメラに収めました。